エアコンから鈴虫のような音?原因と自分でできる直し方を解説
こんにちは、住宅のお悩み解決ナビ運営者の「工務店くん」です!
静かなお部屋でくつろいでいると、どこからともなく「チリチリ…」「キュルキュル…」と、まるで鈴虫が鳴いているかのような音が聞こえてきて、なんだか落ち着かない…。そんな経験はありませんか?
実はそれ、エアコンから聞こえてくる音かもしれませんね。この手の異音に関するご相談は意外と多くて、原因は本物の虫だったり、機械の不具合だったりと様々なんです。
この記事では、エアコンから聞こえてくる鈴虫のような音の正体と、ご自身でできる簡単な直し方を詳しく解説していきます。業者さんを呼ぶ前に、まずは原因を探って、できることから試してみませんか?
ぜひ最後まで読んで、スッキリ解決してくださいね!
- エアコンから聞こえる鈴虫のような音の正体
- 自分でできる異音の応急処置と直し方
- 専門業者に修理を依頼するタイミングと費用相場
- 異音を未然に防ぐための簡単な予防策
エアコンから鈴虫のような音?原因別の直し方
エアコンから聞こえる鈴虫やコオロギのような音、気になりだすと止まらないですよね。
この不思議な音の正体は、実は一つではありません。本物の虫が入り込んでいるケースもあれば、エアコン内部の部品が原因となっていることもあります。音がいつ、どんなふうに鳴るのかをよく観察することで、原因をある程度絞り込むことができるんですよ。
ここでは、考えられる主な原因をパターン別に分けて、それぞれの見分け方や対処のヒントを詳しく解説していきますね。
音の正体は虫?見分け方のポイント

虫の鳴き声のような音が聞こえたら、本物の虫の侵入を疑いましょう。特に「カネタタキ」というコオロギの仲間は、秋から冬にかけて夜間に鳴く習性があり、エアコン内部に入り込むことがあります。
本物かどうかの見分け方は、まずリモコンでエアコンの運転を停止し、その後に電源プラグをコンセントから抜いてみることです。(※稼働中にいきなり抜くと故障の原因になるためご注意ください)機械の不具合なら音は止まりますが、虫なら鳴き続けます。
また、虫の鳴き声は不規則で、本体を軽く叩くと驚いて一時的に鳴きやむこともあります。主な侵入経路であるドレンホースの先端や、壁の配管穴の隙間を確認してみましょう。
フィルターやファンの汚れが原因の場合

「キュルキュル」といった摩擦音は、内部の汚れが原因かもしれません。特にフィルターがホコリで目詰まりすると、空気を無理に吸い込む際に笛のような高い音が発生することがあります。
また、内部の送風ファンにホコリやカビが付着すると、回転バランスが崩れたり、周りの部品とホコリが擦れたりして異音を引き起こします。フィルターは自分で簡単に掃除できる部分なので、最初に確認するのがおすすめです。
定期的な清掃は異音防止に加え、省エネ効果も期待できます。
ファンモーターの劣化による異音の可能性

「ジー」といううなり音や「キーキー」という金属音は、ファンモーターの劣化が原因である可能性があります。
長年使用しているエアコンでは、送風ファンを回すモーター内部の潤滑油切れや軸受けの摩耗が起こり、金属同士が擦れて異音を発生させます。この音は、エアコンを使っている時間とともにだんだん大きくなる傾向があり、掃除で解決するのは困難です。
設置から年数が経っているエアコンでこのような音がする場合は、部品の寿命が考えられるため、専門業者による点検を依頼しましょう。
「チリチリ」は電気的なノイズのことも
「チリチリ」「ジージー」という小さな音は、故障ではなく正常な動作音の場合があります。
例えば、空気清浄機能がイオンを発生させる際の微かな放電音や、運転開始・停止時に冷媒ガスの流れを切り替えるリレー(継電器)が作動する「カチャッ」という音などです。
これらはエアコンが正常に機能している証拠であり、不具合ではありません。これらの音は常に鳴っているわけではなく、特定のタイミングで聞こえることが多いため、いつ音がするのかを観察することが故障かどうかの判断材料になります。
温度変化によるきしみ音は故障ではない
運転開始直後や停止後に聞こえる「ピシッ」「パキッ」という音は、多くの場合、故障ではありません。
これは、冷暖房による急激な温度変化で、内部のプラスチック部品が膨張・収縮する際に発生する「きしみ音」です。性能への影響はなく、特に新しいエアコンほど部品が馴染んでいないため、音が鳴りやすい傾向があります。使用を続けるうちに自然と音は小さくなっていくことがほとんどなので、過度に心配する必要はありません。
空調大手の『ダイキン工業』の公式サイトでも、「ピシッ・パキッ(パチッ)」という音は温度変化による樹脂のきしみ音であることや、「ジージー」「シュー」という音は空気清浄機能(ストリーマなど)の放電音や冷媒が流れる音である場合が多いと、故障ではない正常な音として明確に案内されています。
いつどんな音が鳴るのかを観察し、メーカーの公式サポート情報と照らし合わせてみると、故障かどうかの判断がしやすくなりますよ。
エアコンの鈴虫のような音、実践的な直し方と注意点
エアコンから聞こえる鈴虫のような音の原因が、なんとなく見えてきたでしょうか。
原因が分かれば、次はいよいよ実践的な直し方に進んでいきましょう。
ここでは、まずご自身で安全に試せる対処法から、専門の業者さんにお願いした方が良いケースの見極め方、そして気になる修理費用まで、具体的な情報をまとめてみました。
異音をそのままにしておくリスクや、長く使っているエアコンの買い替えどきについても解説しますので、ご自宅の状況と照らし合わせながら、最適な対処法を見つけてくださいね。
まずは自分でできるフィルターの掃除

異音に気づいたら、まずフィルターの掃除を試しましょう。
作業前には、安全のために必ずリモコンで運転を停止してから、エアコンの電源プラグをコンセントから抜いてください。前面パネルを開けてフィルターを取り外し、付着したホコリを掃除機で吸い取ります。
汚れがひどい場合は、薄めた中性洗剤と柔らかいブラシで洗い、しっかりとすすぎます。洗浄後は、風通しの良い日陰で完全に乾かしてから取り付けてください。濡れたまま戻すとカビの原因になるため注意が必要です。これだけで異音が解消されることも少なくありません。
フィルターをきれいにするだけで、驚くほどエアコンの効きや電気代が変わることもあるんですよ。
業者依頼の目安と修理にかかる費用
掃除をしても異音が改善しない場合や、音が大きくなる、振動や焦げ臭いニオイがするなど、明らかな異常がある場合は専門業者に相談しましょう。
これらは重大な故障のサインかもしれないため、すぐに使用を中止して点検を依頼するのが賢明です。
修理費用は原因によって大きく異なります。
| 修理内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 内部のクリーニング(分解洗浄) | 10,000円~20,000円程度 |
| ファンモーターの交換 | 20,000円~35,000円程度 |
| ドレンホースの修理・清掃 | 8,000円~16,000円程度 |
| 基幹部品(コンプレッサー等)の交換 | 50,000円以上 |
また、業者さんによっては出張費や点検料が別途必要になるため、依頼する前に総額を確認しておくと安心です。
せっかく修理を依頼するなら、信頼できる業者を選ぶためのポイントも押さえておきましょう。
異音を放置するとどうなる?そのリスク
異音はエアコンからの危険信号であり、放置は禁物です。
小さな不具合が悪化し、高額な部品交換が必要になって修理費用がかさんでしまう恐れがあります。また、運転効率が低下し、余計な電力を消費して電気代が上がる原因にもなります。
最悪の場合、猛暑日や厳冬期に突然故障したり、電気系統のトラブルから火災につながったりする危険性もゼロではありません。異音に気づいたら、生活に支障が出る前に早めに対処することが重要です。
10年以上使用なら買い替えも検討しよう

設置から10年以上経過したエアコンは、修理と同時に買い替えも検討しましょう。
多くのメーカーが定める「設計上の標準使用期間」は10年で、これを超えると部品の劣化が進みます。
これは、長期間の使用による経年劣化での事故を未然に防ぐため、電気用品安全法など関連法令の趣旨に基づき、各メーカーが表示しているものです。
また、メーカーの部品保有期間も製造終了後10年程度が一般的なため、10年以上前の機種だと、そもそも修理に必要な部品がなくて直せないこともあります。
最新モデルは省エネ性能が格段に向上しており、高額な修理費を払うより買い替えた方が、長期的に見て経済的になるケースも多いです。
虫の侵入を防ぐための簡単な予防策

虫の侵入は簡単な対策で防げます。
最も効果的なのは、ドレンホースの先端に市販の「防虫キャップ」を取り付けることです。数百円で購入でき、排水を妨げずに虫の侵入を確実に防ぎます。
もしホースの形状などで防虫キャップが取り付けられない場合は、こちらの記事で対処法を確認してみてください。
ストッキングなどを代用するとゴミ詰まりの原因になるため、専用品が安心です。
また、壁の配管を通す穴に隙間があれば、エアコン用のパテで塞ぎましょう。
これは虫だけでなく、外気の侵入を防いで冷暖房効率を上げる効果もあり、日頃の対策としておすすめです。
【免責事項】
本記事で紹介している掃除や対処法をご自身で行う際は、必ずエアコンの取扱説明書をご確認の上、安全に十分配慮してください。作業によって生じたいかなる損害についても、当サイトは一切の責任を負いかねます。作業に少しでも不安を感じる場合は、無理をせず専門業者にご相談ください。
まとめ:エアコンの鈴虫のような音の直し方
エアコンから聞こえる鈴虫のような音の原因は、本物の虫の侵入、フィルターやファンの汚れ、ファンモーターの経年劣化、あるいは故障ではない電気的な作動音やプラスチックのきしみ音など多岐にわたります。
もし異音に気づいたら、まずは慌てずに、安全を確保した上でご自身でできるフィルターのお掃除から試してみてください。これだけで解決することも少なくありません。
それでも改善しない場合や、「焦げ臭い」「大きな振動がする」といった危険な兆候が見られる際は、無理をせず速やかに専門業者に相談することが重要です。異音を放置すると、修理費用が高額になったり、必要な時期に突然故障したりするリスクがあります。
また、使用期間が10年を超えるエアコンの場合は、修理費用と最新モデルの省エネ性能を比較し、買い替えを検討するのも賢明な選択肢です。
エアコンから鈴虫のような音が聞こえた際の適切な直し方は、まず原因を冷静に見極め、状況に応じた対処をすることです。日頃からドレンホースに防虫キャップを取り付けるといった簡単な予防策も行い、エアコンを快適に長く使い続けましょう。
この記事が、皆さんの問題解決の一助となれば幸いです。
よくある質問(Q&A)
Q. エアコンから虫の鳴き声のような音がします。本当に虫がいるのか、機械の不具合なのか、簡単に見分ける方法はありますか?
A. まずは安全のため、リモコンで運転を停止してからエアコンの電源プラグをコンセントから抜いてみてください。(※稼働中に直接プラグを抜くのは故障の原因となるため避けてください)
音が鳴り続けるなら、ドレンホースなどから侵入した本物の虫(カネタタキなど)の可能性が高いです。
機械の不具合が原因なら音は止まります。また、虫の鳴き声は不規則なことが多く、本体を軽く叩くと驚いて一時的に鳴きやむこともあります。この方法で、業者を呼ぶ前に原因をある程度特定できます。
Q. 運転の開始時や停止後に「ピシッ」「パキッ」という音がするのですが、これも故障でしょうか?
A. その音は故障ではない可能性が高いです。冷暖房による急激な温度変化で、エアコン内部のプラスチック部品が膨張・収縮する際に発生する「きしみ音」と考えられます。特に新しいエアコンほど部品が馴染んでいないため音が鳴りやすい傾向にありますが、性能への影響はありません。使用を続けるうちに自然と音は小さくなることがほとんどなので、過度に心配しなくても大丈夫です。
Q. 記事を読んでフィルター掃除を試しましたが、まだ「キーキー」という金属音がなおりません。どのような場合に業者を呼ぶべきですか?
A. 掃除をしても改善しない金属音や「ジー」といううなり音は、送風ファンを回すファンモーターの劣化が原因かもしれません。特に、エアコンを使っている時間とともに音が大きくなる、振動や焦げ臭いニオイがするといった場合は、重大な故障のサインです。すぐに使用を中止し、専門業者による点検と修理を依頼することをおすすめします。
Q. 少しうるさいくらいで運転はしているので、異音をそのまま放置しても大丈夫ですか?
A. 異音はエアコンからの危険信号なので、放置するのは禁物です。最初は小さな音でも、内部の不具合が悪化して高額な修理が必要になったり、運転効率が低下して電気代が上がったりする恐れがあります。最悪の場合、猛暑日や厳冬期に突然故障したり、電気系統のトラブルから火災につながったりする危険性もゼロではありません。異音に気づいたら早めに対処することが重要です。
