エアコンのシロッコファン掃除は簡単!分解なしでカビを撃退

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【プロ直伝】エアコンのシロッコファン掃除は簡単!失敗しない道具と掃除法

こんにちは!住宅お悩み解決ナビを運営している工務店くんです!

エアコンの吹き出し口からカビ臭いニオイがしたり、中に黒い点々が見えたりしませんか?

その原因は、内部の「シロッコファン」に付着したカビやホコリです。放置すると健康や電気代に影響を及ぼすことも。業者に頼むのは高価だし、自分でやるのは難しそう…と諦めていませんか?

この記事では、エアコンのシロッコファンを自分で分解せずにお掃除する方法をプロの視点から解説します。自分でできる範囲とプロに任せるべきケースも見極められるようになりますので、ぜひ参考にしてクリーンな空気を取り戻しましょう。

この記事のポイント
  • エアコンのシロッコファンとは何か、なぜ掃除が必要なのか
  • 自分でできる簡単な掃除の手順と必要な道具リスト
  • 掃除をプロの業者に依頼すべきサインと料金の相場
  • 掃除後にキレイな状態をキープするためのカビ予防策
目次

簡単!エアコンのシロッコファン掃除を自分でやる方法

エアコンの奥にあるシロッコファンは、実は完全に分解しなくても家庭で簡単に掃除できます。

安全に作業するためのポイントを押さえれば、業者に頼まなくても見違えるほどキレイにすることが可能です。

このセクションでは、シロッコファンの役割といった基本から、必要な道具、具体的な手順、注意点までを丁寧に解説します。

そもそもシロッコファンとは?掃除の必要性

日本の家庭用壁掛けエアコンの吹き出し口奥にある、黒い筒状のシロッコファンを、手前を養生して指で確認している様子。カビとホコリが付着した黒い羽根が見える。

シロッコファンとは、エアコンの風が吹き出す場所の奥にある、細長い羽根が多数ついた筒状の部品です。

これが回転することで室内の空気を吸い込み、熱交換器で冷やしたり温めたりした空気を再び室内に送り出す、心臓部ともいえる役割を担っています。空気を吸い込む際、室内のホコリやキッチンの油煙、ペットの毛なども一緒に取り込んでしまいます。そして冷房運転で内部が結露すると、湿気とホコリが結合し、カビの絶好の繁殖環境が生まれます。

この汚れを放置すると、エアコンから吹き出す風と一緒にカビの胞子やホコリが室内にまき散らされ、不快なニオイやアレルギーなど健康への悪影響を及ぼす可能性があります。さらに、ファンに汚れが固着すると風量が落ち、エアコンの効きが悪化。余計な電力を使うため結果的に電気代が上がる原因にも繋がってしまいます

特に、シーズン初めに久しぶりにエアコンを使う前には、内部の汚れをチェックすることが重要で、定期的な掃除が不可欠なのです。

掃除の前に準備するものリスト

エアコンのシロッコファン掃除に必要な道具一式。ゴーグル、マスク、青いゴム手袋、アルカリ電解水スプレー、バケツ、雑巾、歯ブラシ、ブラシ、割り箸、ウェットティッシュ、ビニール養生シートが並んでいる。

シロッコファンの掃除を安全かつスムーズに進めるため、事前に道具を揃えましょう。多くはホームセンターや100円ショップで手に入ります。特に安全のための保護具と、部屋を汚さないための養生用品は絶対に省略しないでください。

ゴーグルは、上向きの作業で洗剤や汚水が目に入るのを防ぐ重要なアイテムです。割り箸にウエットティッシュを巻き付けたものは、ファンの細かい羽の隙間を掃除するのに非常に便利です。

準備を万全に整えることが、お掃除成功への第一歩と言えるでしょう。

  • 保護具:マスク、ゴム手袋、ゴーグル(カビや洗剤から身を守るために必須)
  • 養生用品:ビニールシートや大きめのゴミ袋、養生テープ、マスキングテープ
  • 洗浄剤:アルカリ電解水または中性洗剤
  • 掃除道具:歯ブラシ、少し硬めのブラシ、割り箸、ウエットティッシュ、雑巾数枚、霧吹き、バケツ
  • その他:脚立(安定したものを使用)

分解しない!自分でできる掃除の手順

日本の家庭用壁掛けエアコンの吹き出し口内。青いゴム手袋を着用した手で、カビが付着した黒いシロッコファンの羽根にアルカリ電解水スプレーをまんべんなく吹きかけている様子。

道具が揃ったら、いよいよ掃除開始です。焦らず、各工程を丁寧に進めていきましょう。

【ご注意】
この記事で紹介する方法は安全に配慮したものですが、ご自身でのエアコン内部の清掃は、感電や故障、火災などのリスクを伴います。作業はすべて自己責任で行ってください。少しでも不安を感じる場合は、無理をせず専門のクリーニング業者に依頼することをおすすめします。

1. 安全確保と準備
感電事故を防ぐため、必ずエアコンの電源プラグをコンセントから抜いてください
次に、エアコン周辺の床や壁をビニールシートでしっかり養生します。
フィルター、前面パネル、風向きルーバーなど、手で外せる部品は取り外しておきましょう。
   
2. 洗浄剤を吹きかける
ファンを手でゆっくり回しながら、アルカリ電解水などの洗浄剤を羽全体にまんべんなくスプレーします。
汚れにしっかり浸透させるため、10~20分ほど放置します。
   
3. ブラシで汚れを掻き出す
時間が経ったら、歯ブラシや割り箸にウェットティッシュを巻いたもので、羽の隙間の汚れを優しく掻き出します。力を入れすぎると羽が破損する原因になるので注意してください。
    
4. 拭き取りと乾燥
霧吹きで水を直接吹きかける「すすぎ」は、電装部品に水が浸入し故障や火災の原因となるリスクが非常に高いため、プロ以外の作業では推奨しません。
代わりに、きれいな水に浸して固く絞った雑巾を複数枚用意し、洗浄剤と汚れを丁寧に拭き取ります。ファンを手で回しながら、羽の表面や隙間を何度も拭き上げるようにしてください。

拭き取りが終わったら乾いた雑巾でできるだけ水分を取り除き、部品を元に戻し、1~2時間ほど「送風運転」をして内部をしっかり乾燥させます
これがカビの再発防止に極めて重要です。

電装部分の養生など作業時の注意点

日本の家庭用壁掛けエアコンの右側。青いゴム手袋を着用した手で、電子基板や配線などの電装部分を乾燥したビニール養生シートとテープで厳重に保護している様子。

自分でエアコン掃除をする上で、最も重要な注意点は「電装部品を濡らさない」ことです。

エアコンの右側(機種によっては左側)には、電子基板など水気に弱いデリケートな部品が集中しています。ここに水や洗浄剤がかかると、ショートによる故障はもちろん、最悪の場合火災につながる危険性もあります。そのため、作業前の「養生」が非常に重要になります。

前面パネルを外した際に見える電装部品の周辺を、乾いたタオルやビニールで覆い、養生テープで隙間なく厳重に保護してください

洗浄剤のスプレーやすすぎの際は液体が飛び散りやすいため、この養生の有無が安全を大きく左右します。

また、シロッコファンはデリケートな部品です。ファンを強く回したり、ブラシでゴシゴシこすったりせず、破損させないよう全ての作業を「優しく、丁寧に」行うことを心がけましょう。

市販の洗浄スプレーは使っても大丈夫?

「スプレーするだけ」とうたう市販のエアコン洗浄スプレーは手軽ですが、プロの立場からは使用に注意が必要だと考えています。

最大の問題は、スプレーした洗浄液を完全にすすぎ落とすのが難しいという点です。

洗浄成分がファンや内部に残ってしまうと、それが新たなホコリやカビのエサとなり、以前より汚れやすい状態を作ってしまうことがあります。また、残った薬剤が原因で特有の異臭が発生するケースも少なくありません。

さらに、電装部品に液体がかかり、製品によっては故障や発火の危険性が指摘されているものもあるため、安易な使用は避けた方が賢明です。

もし使用する場合は、製品の注意書きを熟読し、リスクを十分に理解した上で自己責任で行ってください。

基本的には、ご紹介したアルカリ電解水とブラシを使った物理的な掃除の方が安全で確実です。

簡単なエアコンのシロッコファン掃除とプロへの依頼

ご自身での定期的な掃除は非常に有効ですが、長年蓄積した汚れや複雑な機種には限界があります。

このセクションでは、プロに依頼すべきサインや料金相場、そして掃除後のキレイな状態を長持ちさせる予防策を解説します。自分でできることとプロに任せること、この二つを賢く使い分けるのが快適な空気を維持する秘訣です。

プロの業者に掃除を依頼すべきサイン

自分で掃除しても臭いが取れない、あるいは作業に自信がない場合は、無理せずプロのエアコンクリーニング業者に依頼しましょう。

以下のようなサインがあれば、専門業者への依頼をおすすめします。

  • 2年以上、本格的な内部洗浄をしていない
  • 吹き出し口から見えるカビや汚れがひどい
  • 自分で掃除しても、カビ臭さや酸っぱい臭いが消えない
  • お掃除機能付きエアコンを使っている
  • 自分で掃除する時間がない、または細かい作業が苦手

特に構造が複雑なお掃除機能付きエアコンは、知識なく分解すると故障の原因になるため、プロに任せるのが安全です。

プロは専用の高圧洗浄機や特殊な洗剤を使い、家庭では不可能な熱交換器の奥まで徹底的に洗浄してくれます。汚れの根本からキレイになるため効果は歴然です。

これらのサインに一つでも当てはまる場合は、プロへの依頼を検討してみてください。

業者に頼んだ場合の料金相場

プロに依頼する場合の料金相場を知っておくと安心です。

エアコンの機種や業者によって異なりますが、一般的な壁掛けタイプの目安は以下の通りです。

エアコンのタイプ料金相場
壁掛けエアコン(通常タイプ)8,000円~12,000円程度
壁掛けエアコン(お掃除機能付き)16,000円~20,000円程度

フィルターを自動清掃する「お掃除機能付き」は、内部構造が複雑で分解・組立に専門技術と時間を要するため、料金が高く設定されています。

業者を選ぶ際は、料金の安さだけでなく、作業内容や万が一の故障に備えた損害賠償保険の加入有無も確認しましょう。できれば複数の業者さんから見積もりを取って、料金とサービス内容を比較検討することを強くおすすめします。

料金だけでなく、信頼できる業者を見極めるポイントを事前に知っておくことも失敗を防ぐ鍵となります。

掃除後にカビを予防する日頃の工夫

掃除でキレイになった状態を長持ちさせるには、日頃の工夫が大切です。

最も効果的なのは、冷房や除湿を使った後に「送風運転」をすることです。

冷房運転後のエアコン内部は結露で濡れており、この湿気がカビの温床になります。そこで、停止前に30分~1時間ほど送風運転に切り替え、内部を乾燥させましょう。

最近のエアコンに搭載されている「内部クリーン機能」も同様の効果があるので積極的に活用してください。これだけでカビの繁殖を劇的に抑えられます。

また、定期的に窓を開けて換気し、室内のホコリや湿気を排出することも重要です。エアコンを使わないオフシーズンはカバーをかけてホコリの侵入を防ぐなど、簡単な習慣で次回の掃除がぐっと楽になります。

フィルター掃除はこまめに行おう

日本の家庭用壁掛けエアコンから取り外した dirtyなフィルター。青いゴム手袋を着用した手で、ホコリが詰まったフィルターを歯ブラシで丁寧にこすり洗いしている様子。

カビ予防策の中で最も基本的かつ重要なのが「フィルター掃除」です。

フィルターは空気中のホコリを捕らえる「エアコンのマスク」のような存在。ここが目詰まりすると冷暖房効率が著しく低下し、電気代が上がる原因になります。

さらに、フィルターを通り抜けたホコリが内部に侵入し、シロッコファンや熱交換器の汚れに直結します。つまり、フィルターをきれいに保つことは、シロッコファンを汚さないための第一の防衛ラインと言えるのです。

実際、フィルター掃除をするだけでエアコンの効きや電気代が大きく変わるため、軽視できません。

『経済産業省(資源エネルギー庁)』が運営する省エネポータルサイトでも、「月に1〜2回フィルターの清掃を行うことで、年間で電気31.95kWhの省エネ(約990円の節約)に繋がる」と公式なデータが発表されています。

リンク:経済産業省 資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約(空調)」

お掃除の頻度は、理想を言えば2週間に1回が目安。フィルターを外し、掃除機でホコリを吸い取るだけで十分です。汚れがひどい場合は水洗いし、陰干ししましょう。

この一手間で節電と内部汚れの防止につながりますので、ぜひ習慣にしてください。

まとめ:簡単なエアコンのシロッコファン掃除で快適に

今回は、エアコンのシロッコファンを自分で簡単にお掃除する方法から、プロに頼むべきタイミングまで幅広く解説しました。

吹き出し口奥の黒い汚れの正体はカビやホコリであり、放置すれば不快なニオイや健康への影響、さらには電気代の高騰に繋がります。

シロッコファンの定期的な掃除は、快適な室内環境を保つために非常に重要です。

ご紹介した分解しない掃除方法は、正しい手順と注意点を守ればご家庭でも安全に実践できます。特に、電装部品を濡らさないための丁寧な養生と、掃除後のしっかりとした送風乾燥は、安全かつ効果的に作業を終えるための必須ポイントです。

一方で、汚れがひどすぎる場合や、構造が複雑なお掃除機能付きエアコンの場合は、無理せずプロの力を借りるのが賢明な判断と言えます。自分でできる範囲の簡単なメンテナンスと、プロによる徹底的なクリーニングを上手に使い分けることが、エアコンを長持ちさせ、常に快適な空気を保つ秘訣でしょう。
   
そして、掃除後も油断は禁物です。冷房後の送風運転やこまめなフィルター掃除といった日々の予防策を習慣にすることで、カビが繁殖しにくいクリーンな状態を長く維持できます。

この記事が、皆様のご家庭のエアコンと、そこで過ごす毎日をより快適にする一助となれば幸いです。

まずはご自宅のエアコンの吹き出し口をチェックすることから始めてみてはいかがでしょうか。

よくある質問(Q&A)

Q. 市販のエアコン洗浄スプレーを使った方が簡単そうですが、なぜこの記事では推奨していないのですか?

A. 市販の洗浄スプレーは手軽ですが、スプレーした洗浄液を完全にすすぎ落とすことが困難だからです。内部に残った洗浄成分が新たなホコリを呼び寄せ、かえってカビや悪臭の原因になることがあります。また、液体が電気系統の部品にかかると、故障や火災を引き起こす危険性も指摘されています。そのため、この記事ではリスクの少ないアルカリ電解水とブラシによる物理的な清掃方法を推奨しています。

Q. 洗浄剤をスプレーした後、霧吹きなどで水洗い(すすぎ)をしてはいけないのはなぜですか?

A. ご家庭での作業では、エアコン内部の構造を熟知していない限り、電装部品に水をかけてしまうリスクが非常に高いためです。電子基板などのデリケートな部品が濡れると、ショートして故障したり、最悪の場合は火災に繋がる恐れがあります。安全を最優先し、プロ以外の作業では水を使ったすすぎは行わず、固く絞った雑巾で丁寧に何度も拭き取る方法を強く推奨します。

Q. 掃除の手順で、ファンを拭くだけでなく「送風運転」での乾燥が重要なのはなぜですか?

A. 掃除後の拭き取りだけでは、ファンの隙間や内部にわずかな水分が残ってしまいます。この湿気がカビの再発を招く絶好の環境となるため、内部を完全に乾かすことが非常に重要です。1〜2時間程度の送風運転を行うことで、内部の隅々まで空気を送り込み、湿気を徹底的に取り除くことができます。この一手間が、掃除後のクリーンな状態を長く保つためのカギとなります。

Q. この記事の方法で掃除すれば、エアコンの嫌なニオイは完全になくなりますか?

A. シロッコファンに付着したカビやホコリが原因のニオイであれば、この掃除方法で大幅な改善が期待できます。しかし、エアコンのニオイの原因は、熱交換器やドレンパン(結露水の受け皿)など他の部品の汚れである可能性もあります。もし掃除後もニオイが改善されない場合は、ファンの奥など、ご自身では掃除できない部分に原因があると考えられるため、専門業者による分解洗浄を検討することをおすすめします。

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この記事を書いた人

現場歴20年超の住宅設備プロ(訪問実績10,000件以上)。
悪徳業者に騙される人を減らすため、プロ目線のリアルな情報を発信中!

✔️ 「自分で直せる」か「プロを呼ぶ」かを断言
✔️ 修理・交換の「本当の相場」を公開
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